電気工事｜リフォーム工事について

リフォーム工事での電気工事は、既存の建物の配線や設備を改修、追加、または移設する作業を含みます。安全性や機能性を確保するため、以下のような手順で進められます。際には、必ず専門資格（電気工事士）が必要であり、法規制に従った施工が求められます。

1. 事前準備

現地調査と計画

• 既存配線の確認

  • 天井裏や壁内の配線や配管を確認し、活用可能な箇所と更新が必要な箇所を判断します。
  • 電気図面を用いて回路構成、分電盤の容量、ブレーカーの種類を確認。

• リフォーム計画の確認

  • 照明やコンセント、スイッチ、家電製品の設置位置を実施主と確認。
  • 必要な電気設備（エアコン用専用回路、IH調理器用回路など）を計画的に盛り込んでいます。

• 使用材料と工具の確認

  • 材料：電線（VVFケーブルなど）、配線器具（スイッチ、コンセント）、分電盤部品、電線管、ジョイントボックスなど。
  • 工具：電工ペンチ、圧着工具、ドライバー、絶縁テスター、検電器、配線通しなど。

2. 既存設備の撤去

• 電源遮断

  • 施工前に分電盤のブレーカーを切り、全体の電源を遮断します。
  • 検電器で確実に通電していないことを確認。

• ここの配線や器具の撤去

  • 古い電線や配線器具を丁寧に取り外します。壁や天井を気にしないでください。
  • 使用不能な電線や器具は廃棄処分。

3.配線工事

配線ルートの確保

• 配管・配線ルートの設置

  • 必要に応じて壁や天井に穴を開け、配線を確保してルートを確保します。
  • 電線を保護するために、配線管やモールを使用することがあります。

• 電線の敷設

  • 各回路ごとに適切な電線（太さ、種類）を選定し、新しい電線を敷設します。
  • 電線同士や接地線を正しく接続（ジョイントボックス内で接続し、絶縁テープや圧着端子を使用）。

4. 設備の取り付け

スイッチ・コンセントの取り付け

• 新しいスイッチやコンセントを設置し、電線を接続します。
• 壁面やボックス内に余裕を持たせて配線を通す。

照明器具や家電用の取り付け設備

• 照明器具や専用回路を必要とする家電（エアコン、IH調理器など）を設置。
• 天井内や壁内の電線を確実に接続し、必要に応じてアース線を設置します。

分電盤の更新・改修

• 必要に応じて分電盤の増設やブレーカーの追加を行います。
• 高負荷機器用の専用回路を設け、分電盤内で正しく配線を行います。

5. 試運転と安全確認

通電試験

• 分電盤のブレーカーを戻し、各回路が正常に通電しているか確認します。
• 各スイッチ、コンセント、照明器具が正常に動作するかテスト。

絶縁抵抗測定

• 絶縁抵抗計（メガー）を使用し、配線の絶縁性能を測定します。規定値を満たさない場合は修正されます。

漏電の確認

• 漏電ブレーカーの動作確認を行い、漏電の可能性がないか確認します。

6. 仕上げと清掃

• 配線が露出している箇所がないか、モールやボックスで適切に処理されているかを最終確認。
• 天井や壁の補修を行い、リフォーム工事全体の仕上がりを確認。
• 施工後の使用説明を実施主に行う、電気設備の取り扱い方法を説明します。

7. 法的な手続き（必要に応じて）

• 新しい分電盤や高容量機器を設置した場合、電力会社や行政への申請が必要な場合があります。
• 電気工事士が施工した証明書や、配線図を実施主に提出。

この手順を正確に行うことで、安全で効率的なリフォームの電気工事が実現します。作業中は必ず安全基準を守り、必要に応じて専門家にご相談ください。

#湘南 #茅ヶ崎 #新築 #注文住宅 #リフォーム